シノまとめ

艦これアーケード講座

艦載機の載せ方

多くの提督にとって、空母にどう艦載機を載せるかは非常に悩ましい問題ですが、載せ方1つで大きな差が生まれるだけに、避けて通ることもできません。しかし、基本の載せ方はそう何種類もないので、それを押さえておくだけでも、かなりマシな載せ方ができるようになるはずです。

前提知識

本題に入る前に、前提となる知識を簡単に説明しておきましょう。

空母の攻撃力

重要なパラメーターは火力、運、搭載数です。火力はその10分の1が艦載機の性能(雷装/爆装)に上乗せされます。(伊勢型改二の航空攻撃が非常に強力なのはこのためです)

攻撃機爆撃機

攻撃機はランダムで強攻撃(x1.5)か弱攻撃(x0.8)になるため、補正がほとんど乗らないマップ攻撃では、攻撃機の強攻撃が頼りになります。それに対して爆撃機は、マップでは補正がありませんが、砲撃戦では常に強攻撃(x1.5)になるため、砲撃戦で真価を発揮します。

戦爆連合

砲撃戦で、命中(大事!)と攻撃力を上乗せできる重要な補正です。制空優勢以上が必要ですが、触接は不要なので、条件さえ満たせば安定して発動できます。その条件は、艦載機をいずれかの組み合わせで載せることです。(戦闘機Fighter 爆撃機Bomber 攻撃機Attacker)

  • FBA:攻撃力x1.1
  • BBA:攻撃力x1.2
  • BA:攻撃力x1.05

上のものほど優先度が高く、例えばFBBA(順不同)で載せるとすべての条件を満たしますが、適用されるのはFBAになります。

艦載機の載せ方

※ 表内の(大)(中)(小)は搭載数の多さを表しています。

対地戦闘

最も迷う余地のないケースです。本来、空母は対地戦闘に向かないのですが、4-5のように、編成条件に指定されていることもあるため、なんとか活用しなければなりません。陸上型のボスにはどう足掻いてもカスダメしか与えられませんが、浮遊要塞に対しては、攻撃機でのみ有効なダメージを与えられますから、攻撃機を中心に組み立てることになります。

まず、対地戦闘では交戦形態の補正がなく、爆撃機が役に立たないことから戦爆連合を使うのは非効率的です。そのため、航空カウンターで制空権を確保して、偵察機で触接を成功させることで、少しでも補正を得る必要があります。また、補正が少ないので大スロットくらいしか有効なダメージを出せません。できるだけ搭載数の多いスロットに優秀な攻撃機を載せましょう。また、触接の成功率は搭載数にも依存しているので、半端な中スロットなら、偵察機を載せてしまうのもアリです。

攻撃機しか有効じゃないと聞いて、攻撃機をガン積みしたくなるかもしれませんが、前述の通り、半端な搭載数では役に立ちません。戦闘機を載せれば敵偵察機の迎撃で役に立ちますし、触接で砲撃射程が広がれば立ち回りが楽になりますから、そう言った理由でもこの載せ方がオススメです。

マップ攻撃主体

マップ攻撃を主体にするならこの載せ方です。マップではクリティカルくらいしか補正がないため、攻撃機の強攻撃だけが頼りになります。できるだけ搭載数の多いスロットに優秀な攻撃機を載せて、あとは制空権を確保できるだけの戦闘機で埋めましょう。触接を狙うわけではないので、偵察機は不要です。そしてもちろん、砲撃戦をしないなら、戦爆連合を気にする必要もありません。

マップ攻撃を繰り返すため、航空カウンターには頼れませんから、戦闘機を多く載せることになります。もしこれで攻撃機を十分に載せられなくなるようなら、空母を増やすか、マップ攻撃主体の戦術を考え直す必要があるでしょう。また、強化装甲のある敵に対しては、ダメージが減衰させられるため、有効性が低下します。さらに、敵艦隊に浮遊要塞がいる場合、この載せ方は有効ではないことに注意してください。

マップ攻撃主体(vs浮遊要塞)

攻撃機の雷撃は浮いている浮遊要塞には当たらず、航空攻撃に対しては庇うこともないので、ダメージを与えることができません。また、強化装甲のある敵に対しては、それを無視できる爆撃機の方が有効です。そのため、攻撃機爆撃機にそっくり入れ替えたのがこの載せ方です。

爆撃機の場合、マップでは強攻撃が出ることはないため、艦娘と艦載機の性能が高くなければ有効なダメージは出せませんし、大ダメージに期待できない分は、空母の数で補うしかありません。伊勢型改二がいれば、航空攻撃だけでなく、道中戦においても役に立ってくれるでしょう。

余談ですが、マップ攻撃を主体とする戦術は場所を選びます。敵艦隊に対空カットインを使うツ級がいたり、赤色偵察機が巡回する海域ではうまく機能しません。普段からマップ攻撃に頼り過ぎないように心がけてください。

砲撃戦主体

マップで制空権を確保したうえで、砲撃戦を主体に戦うならこの載せ方です。様々な補正が受けられるため、中スロットでも火力キャップに届く攻撃力を確保できます。この場合、大スロットに頼る必要がないので、役割分担をした方が良いでしょう。

クリティカルに期待できる幸運な空母には、戦爆連合(BBA)を満たすように艦載機を載せていきます。砲撃戦で安定しない攻撃機は大スロット、強攻撃確定の爆撃機は中スロットに載せるのが良いでしょう。もし小スロットの搭載数が1桁とかなら、命中を上げるために電探を載せるのもアリです。また、制空値が足りない場合、戦闘機を載せてしまうと戦爆連合(FBA)になってしまいますが、零式艦戦62型(爆戦)ならその心配はありません。この空母は複縦陣で被弾のリスクが低い位置(3番4番)に編成するのがオススメです。

それに対して、搭載数の多い空母は戦闘機を載せて制空値を稼ぐのに向いています。十分な数の戦闘機と、触接のための偵察機を載せましょう。この空母は被弾しても問題は無いため、最後尾に編成するのがオススメです。

砲撃戦主体(制空権なし)

敵の制空値が高過ぎたり、ツ級で防空を徹底していたりする場合は、制空権は諦めるしかないかもしれません。そんな時は砲撃戦に強い爆撃機を中心にしたこの載せ方です。

制空権がないので、触接や戦爆連合もありません。つまり、偵察機を載せたり、載せる組み合わせを気にしたりする必要は無いってことです。制空権を取らないなら、戦闘機は不要に思えるかもしれませんが、交戦形態と輪形陣の補正だけでは、小スロットが生きることはありません。そして、制空権を諦めるような海域では、敵の航空攻撃のリスクが高いはずです。そのため、カスダメ確定な爆撃機を載せるよりは、迎撃用の戦闘機を載せる方が有用です。